夏期講習が始まりますね。
受験は、同じレベルのライバルとの競争です。
どんなに、倍率が高い大学でも、「実質倍率は3倍」です。
いい換えると、学力の上位のライバルたちは、ほかの大学・学部に抜けていくし、下位のライバルは、得点が取れませんから、実際にライバルになる受験生は3倍だということです。
早稲田大学あたりでは、1点の中に、200人~300人がいるというニュースがあります。
東大になると「0コンマ以下」の点数で合否が決まるといわれます。
大学が「合格最高点」と「最低点」が発表していますから、塾の先生に協力してもらって確認することを勧めます。
残念ですが、高校でそこまでやってくれるところは少ないですからね。
2月の受験日までに、この最低点に到達するだけの学力をつけることが「必須条件」になりますね。
いいですか!今の学力ではないですよ。
今から、8カ月後までに、志望大学の「65%が到達するべき最低学力」です。
合否は、受験科目のトータルで決まる大学が多いですから、受験科目を少なくすれば、それだけ高い学力層が集まるということになりますね。
首都圏私立大学を第1志望とする人は、科目の選択を絞りすぎないようにしてください。この際、併願校の受験科目と一致することに留意して下さい。
受験校の平均は5~6大学です。「挑戦校」「実力校」「滑り止め校」ですから、併願する大学を、しっかり見極めておきましょう。
それより、「大学入試センター試験」をしっかり受けて、国公立大学の受験を目指して、幅広い学力をマスターすることを勧めます。
このような「現実的な流れ」を知らないで、「受験勉強は秋からでいいや!」と思っている人は危険です。秋風が吹けば、誰だって勉強を始めますからね、
だから「受験勉強は、1日でも早く開始せよ」というメッセージを送るのです。
6月・7月・8月の3か月は不得手科目の補強をしっかりやってください。ディフェンス科目の補強です。
絶対に得点を落とさない教科づくりです。目標は70%です。
9月からは「ライバルに差を付ける教科づくり」です。つまり、オフェンス教科づくりです。
目標は85%です。
ディフェンス教科で失敗した場合に取り返すことができる実力の教科です。もっと細かなことは、次の機会に書きましょう。
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