「世界大学ランキング」を考える時代です
「世界大学ランキング」なんて言うと、遠いところの話のように聞こえるかもしれません。
しかし、時代は動いています。
日本国内だけの大学ランキングを考える時代ではなくなっているのです。
グローバル化が進展する日本では、ヒトの交流が加速するからです。
東大や京大のランキングの話ではありません。
小さな有名でない大学も、この渦の中にいます。
海外展開する企業が多いから、就職活動もこうした視野の下で考えなければならないからです。条件は、日本人も外国人も同じです。
自分が在籍し、卒業した大学は、「世界でどのレベルか」が、常に重要になったということです。
すでに、意識が高い大学の経営者は、「世界ランキング」にこだわって、優秀な研究者や指導者を、そして学生も世界中から集めています。
そのため、講義が外国語(特に英語)で行われることが多くなるので、文科省は、「小学校から英語」といっているのですね。
英語4技能とは、<読む・書く・聞く・話す>のことですが、海外旅行をするための英語ではなく、仕事(ビジネス)のための言葉を習得せよといっているのですね。
私が知っているいくつかの高校で、すでに物理・数学の授業を英語でやっています。
私立中学で、デジタル端末器を使って、個別のスピーキング授業をしています。
「見えない格差」が広がっている。怖いことです。
外国からの留学生を集めなければ、日本の大学が成立しない時代です。
私の大学・講座でも、中国人・バングラディッシュ人・インドネシア人・韓国人・タイ人がいました。
優秀な学生も、日本語がおぼつかない学生もいました。
彼ら留学生には「世界ランキング」のような志望校を決める基準が必要なのです。
みなさんも、留学しようとしたら、どの国の、どの大学が良いのか迷うことでしょうね。
私の次男もイギリスに留学しましたが、志望校の選択に困りました。
結局、公表されている「ランキング表」を頼りにして5つの大学に、志望理由書・エッセー・日本の成績などを添付して送付しました。
現在は、イギリスの弁護士の仕事をしていますが、就職活動も「成績」「面接」と厳しかったようです。
これは、みなさんの「近未来図」ですね。
先日まで香港科技大学で開催されていた「THEアジア大学サミット」は、こうした交流を促進するために行われたものです。
日本から、私が顧問をしている会社のスタッフが運営に携わりました。会場には、日本からもたくさんの大学関係者が参加していました。
会場の様子を映したVTRを入試しましたので添付しておきます。
LEADESTの夏期講習では、このレベルの英語は聞き取れるようにして下さい。
サミットを主催したTHE(TIMES HIGHER EDUCACATION)は、イギリスの大学格付け会社です。
これからの進学指導は、偏差値ランキングの時代から、こうした施設・指導者の論文数などに沿って行われる時代がきたということです。
広い視野で、広い学力をマスターする。その基本となる学力の養成が求められています。
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