内村航平選手を「3つの受験観点」でひも解く
内村航平選手が、リオ五輪で見せている態度・姿勢に、感動しない人はいなかったでしょう。激しく・厳しく・温かく闘う姿勢が、実に美しいのです。
そのポイントを3点にまとめてみましょう。
1つ目は、団体戦で見せた「崩れないリーダー」としての姿勢です。
絶えず、仲間を励まし、失敗した選手を庇い、常にチームの仲間が「最高の力」を発揮できるように「環境を整えている姿勢」があったと思います。
2つ目は、個人総合で見せた絶対に「諦めない姿勢」があったと思います。最後の鉄棒で逆転する。これに「感動」しなかった人はいないでしょう。
絶対王者が、王者である所以は、どんな状況でも「最善を尽くすこと」だということを、身をもって示したことが圧巻でした。ましてや競技中にぎっくり腰になっていて、激痛の中で試合をしていたとは驚きました。
3つ目は、「揺るがない技術」を持っていたということですね。
日々練習を重ねてきた技術に「自信」があるからこそできたことですね。
中途半端な努力ではできない「凄さ」がありました。
非常に高いレベルの競い合いの中で発揮されるゆるぎない技術。それをマスターするのに、どれほどの「時間とエネルギー」を費やしたことでしょうか。
この内村選手から学ぶものを「大学受験に置き換えて」みましょう。
① 受験は団体戦で闘うものである
全国の有名な高校は「団体戦で戦う」ことに重点を置いています。
「自分さえ良ければいい」という雰囲気では、長丁場にわたる受験戦争を乗り切ることができないからです。
選手たちが失敗するように、受験生の誰もがスランプに陥る時があります。
それを「できるだけ、短く断ち切ること」ができなければ、受験に「勝利すること」はできません。
「目先の点数」をあげることだけが要求されているのではないのですから、先生も生徒も保護者も「一丸になること」が大切なのです。
秋からの受験生には、団体戦を意識させてくれる「場」が必要です。
LEADEST は、教室全体が一丸になって闘うムードを持っているのがとても良いと思います。
内村選手が行動で示したことは、LEADESTでは「講師の役割」です。
一人ひとりの塾生をしっかり見つめて、しっかり前を向いて<試合=受験>に臨ませることが重要です。そんなことができるLEADESTの「良質な講師の指導」を受けることを勧めます。
② 諦めないこと・我慢することは「素晴らしい才能」である
「頭の回転がいいこと」「頭が切れること」だけが素晴らしい能力ではありません。
「諦めないこと」「我慢すること」が立派な能力であることを、内村選手は、闘いを通して教えてくれましたね。
内村選手は天才です。
この天才ですら、あれだけのプレッシャーの中で闘うのには、「我慢する力」が要求されたのですね。
早朝から、テレビの前で応援するだけの私も、何度も、何度も「もうだめか」と諦めてしまうシーンが続きました。
しかし、内村選手は諦めない。
我慢強く、自分のベストを尽くすことだけに集中して自分自身と闘っている。
実際に、最後の鉄棒でも、先行するライバル選手の演技をみなかったそうですね。
自分のベストを尽くせばいいと、徹底していた。
受験でも同じことが言えます。
自分の志望を決めたら、簡単に諦めないことです。我慢して、コツコツと努力を繰り返し「粘る」ことです。
この集中力が才能ですね。
LEADESTの良さは「丁寧な指導」にあると思います。
著名な塾・予備校の方が、進路指導が充実しているのではないかというのは早計・「錯覚」です。
進路指導は、<1対1>でするものです。
ネームバリューや宣伝でするものではありません。
今年からのLEADESTの進路情報や助言内容について、私自身が支援します。
私自身は全国ネットをもっていますから大丈夫です。
③ 揺るがない学力をつけましょう。
いま、受験を控えてイライラしたり、「不安と恐怖」で不安定になってたりしている人が沢山いると思います。
「もっと勉強しておけばよかった」と後悔している人もいるでしょう。
勉強はすればするほど不安になるものです。
わからないところがハッキリしてくるからです。
レベルが低い人は、あまり悩みません。
怖さがわからないからです。
その点で、内村航平選手は、ものすごい努力をしたと思います。
「自分の弱点」を自覚しているからです。
それをカバーするために必死で努力して来たと思います。
「長所を伸ばすこと」に努力したことは言うまでもないでしょう。
だからこそ、高得点を取る種目(鉄棒・床)と、無難に収めておく種目(吊り輪・平行棒)を区別し、メリハリがつけることができたと思います。
今回のようなハイレバルの試合になると、潜在していた能力がドンドン開花してくるのは、普段の練習の成果なのです。
練習してこなかった技術は、どんなにもがいても本番で出てこないのです。
同じことが、受験勉強を進める上でも言えますね。
改めて言うまでもないことですが、自分の得意科目で「高得点を取るための教科」と、弱点を補い「得点をキープする教科」を意識して作ることが重要になってきます。
高3生の学習は、こうしたことを意識的に進めることがポイントになります。
受験会場は試合のステージです。
素晴らしい内村航平選手の演技から刺激を受けて、自分自身の戦いのステージを後悔のないものにするように、頑張りましょう。
美しく、楽しく、受験を乗り切ることが全てです。
LEADESTには、もっと学力レベルが高い高3生が入塾すればいいと思っています。
これだけのレベルが高い講師・スタッフがそろっているのに「もったいない」です。
やった気にさせる講師はいますが、学力をつけさせる指導ができるが講師は少ないです。
内村航平選手の活躍を支えているコーチの力を取り上げるマスコミは少ないですが、私はすごい技術者集団が控えていて、内村選手の「才能を引き出している」と思います。
これが、まさに団体戦という意味でもあります。
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