錦織圭選手の銅メダルが意味するもの
世界を股にかけて活躍するつもりなら、錦織圭選手のような強さ・逞しさをマスターしなければいけません。
いや、いまやビジネス(仕事)の世界でも、国外で活動することが「普通」になりましたから、今年受験する人は、錦織選手を真似して、強くなりましょう。
テニスですから、勝負がつかない時は、タイブレークになって、先に7ポイント取って決着を付けますね。
彼は、7ポイントの内、4ポイント先取されて絶体絶命になっても「粘って追いつく」。
そして最 後の最後で勝利をものにしました。
皆さんも「感動した」ことでしょう!!
準々決勝のフランス選手と、3位決定戦でのナダル選手との競いあいで「ダメかな」と諦めかけた瞬間がありましたが、彼は粘り、そして勝利を収めました。
受験でも同じですね。
何度も何度も「もうだめだ!!」を繰り返して、ようやく合格を勝ち取るのが「普通」です。
ラクして合格しても、人生のどこかで帳尻があうものです。
中退とか、就職とか、転職とか・・・。
苦労と努力を怠ったらドロップアウトするだけです。
学力は装飾ではありません、生きる上での「武器」です。
技術と経験を積み上げる
錦織選手は、テニスの世界ツアーで、いろいろな場面を経験して「実績」を積み上げてきたのですね。
修羅場を経験しなくては、強さも、逞しさも生まれません。
勝ち方を沢山の「敗戦の中で学習」してきたのです。
五輪サッカーの予選敗退の理由の1つは、厳しい試合の経験不足でした。
絶対にミスしてはいけないところで失点を繰り返しましたね。
錦織選手は、失敗してもそれをカバーする「技術と知恵」がありました。
サッカーの選手には、グローバル社会で勝ち抜く「技術と経験」が足りなかったのです。
特にOAの選手に要求された「存在感のあるプレー」ができなかったのは痛かったです。
私は県立藤枝東高校の卒業生で、長谷部誠選手の中・高の先輩です。
サッカーはうるさいです。(笑)
受験でも、必ず失点するところが生まれます。
人間ですからね。
これをカバーする技術と知恵は、日ごろの鍛錬から生まれます。
今、「立ち遅れた」と自覚したら、取り戻すための対策を取ることです。
「たかが入試、されど入試」です。ライバルは18歳。同学年です。
私の息子も海外で仕事をしています。
すでに、日本国内だけに止まることは許されない時代が来ています。
錦織選手のように、世界中を飛び回ってビジネスをする人材が必要とされています。
現在の中高生はしっかり勉強して、錦織選手のように飛躍しなければなりません。
受験勉強は、そのための通過点なのです。
応援してくれる人がいることが大きな武器
今回、錦織選手が逞しかった。強かった。迷わなかった。
いつも前を向いていた理由は、「いつも一人ではなかった」という点にあると思います。
普段、テニスは個人で戦っていますが、今回はベンチに「日本人のスタッフ」が応援していました。
「日の丸」を背負っての戦いはプレッシャーになりますが、頼りがいのある応援団でもあります。
「日の丸を力に代えて」戦い抜いた点が、彼の大きな力だったと思います。
海外で飛躍するということは、自分が「日本人であること」を自覚することに通じます。無国籍ではないのです。
こういうのをアイデンティティといいます。
受験は、結局自分自身のためですが、家族・友人・学校・塾の先生たちの願いや希望を背負って戦うものである点を忘れてはならないのです。
「一人だけだ」という受験生は、孤独であり、不安や恐怖に耐えられず、押しつぶされてしまうことが多いのです。
だから、応援してくれる人がいることは大きな武器になるのです。
真面目で、おとなしい人は、大雑把な集団指導塾より、家庭的な「個別指導塾LEADEST」がいいでしょう。
止まり木(ペグ)を必ず作りましょう。
受験は、一人だけで戦うには重すぎます。
地球の向こう側で行われているオリンピック競技が、即座に家庭で観戦できる時代です。
この「IT技術の進歩」に耐えられた「人間性」を、私たちはしっかり「勉強する中で錬成する」必要があります。
そうしないと、人間賛歌のスポーツの祭典が生きてこないのです。
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