SMAPの解散とONLY ONE
君が人生で目指すものは<NO1>ですか。
それとも<Only one>ですか。
「SMAPの解散」が話題になっていますね。
スマップといえば「世界に一つしかない花」といわれるくらい、日本だけでなく、海外でも人気が高いグループですね。
このスマップの解散を、マスコミが多様の角度から取り上げていますが、芸能ネタに留めることなく、「受験の観点」で考えてみたいと思います。
① <NO1>より、<Only one>の方が難しい
私は、長く生きてきましたが、NO1より、Only one の生き方の方がはるかに難しいことを実感しています。
人生は、花屋の店先ではないからです。
現実の世界は、成果主義が横行して、多くの人を疲弊させていますから、現状に対する批判の心が、この歌をヒットさせたと、私は思っています。
しかし、現実は、No1よりはるかにOnly oneの方が難しく、厳しいことだということを忘れてはいけないと思います。
逃避の姿勢でOnly Oneで考えることは、危険です。
いま、君が受験で目指してしているのは<No1>です。
競わなくてもいい世界ではないのです。
争うことをしないで「誇らしげに咲いている花」でいいのなら、不安になることも、悩む必要もないのです。
しかし、いまは、何が何でも<NO1>でなければならない時間帯なのです。
これをしっかり自覚して、努力を重ねてください。
ところで「世界に一つだけの花」であるために、私たちは、絶えず自分の成長を志向する必要があります。
次元が異なりますが重要なことです。
例えば「個性的だ!!」といわれる人のファッションをみると、服飾雑誌に載っている画一的なのものだったりしますね。
髪型から化粧の仕方まで、企業が作りだした「流行の一端」であることが、多いですね。
これを、多くの人が「自覚していないところに危険性」があると、思います。
考え方も行動も、煽情的なデマゴーグに支配されることが多いことは、わが国だけでなく、イギリスのEU離脱の国民投票をみてもわかります。
とても怖いことです。
その意味では、「Only Oneでありたい」ということは実に重要なことです。
② Only oneを束ねて花束にすることは難しい。
華麗に咲いた5つの花を、一つの花束にまとめることは「難しい」です。
「誇らしげに、しゃんと胸を張る人間。その中で、一番になりたがる必要はない」
「一人ひとり違う種を持つのだから、その花を咲かせるために一生懸命になればいい」
という歌詞がありますね。
新人で「種の時代」ならともかく、「頑張って咲いた花」になった大人が、一つの花束になることは無理が来たのですね。
ここで、重要なことは「花束を作る紐」の存在です。
色とりどりの花の位置を決め、花と花がバッティングしないように、バランスよく配置し「束ねる紐」です。
これをマネジメントといいます。
今回のSMAPの解散劇をみると、この紐が切れてしまったように見えます。
実際のことはわかりませんが・・・。
これを受験勉強に応用してみるとどうでしょうか。
中高生は、まだ「種」の存在ですから、「一生懸命に咲かせることに努力すればいい」と言えます。
人間的にも学力面でも「種は種」です。
しっかり努力して花を咲かせてやりましょう。
一人ひとりが大切な種なのですから。
そして咲かせた花(教科学力)を「美しい花束(合格成績)」にするのです。
これが、次代を担う若者を育てるという意味です。
そのためには、バランスよくコントロールしてくれる「紐=先生」の存在が重要になってきます。
LEADESTの講師に任せるのも、大切な選択肢です。
ヨーロッパに「II DIVOイル・ディーヴォ」という4人組のヴォーカルグループがいます。
日本にもたびたび来ているので知っている人も多いでしょう。
メンバーの出身は、スペイン・アメリカ・フランス・スイスです。
この「異なる花」をサイモン・コーウエルというイギリスの辣腕ブロデューサーが「紐」になって束ねています。
私は、彼らとSMAPの活躍を比較してみるのですが、Only One を念頭に置いた時、いろいろな興味深い発見があり逢面白いです。
これは機会をみて書くことにします。
世界中にいろいろな花が咲いています。SMAPの方々の「新しいステージ」に期待したいと思います。
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