神奈川県入試にマークシートが導入される。
報道などで、すでにご存知の方も多いかと思いますが、今年度の高校受験から神奈川県入試の問題で、一部マークシート方式が導入されます。
これは、昨年の入試で採点ミスが起こり、合否に影響が出てしまったことによる再発防止の目的です。
詳しくは、教育委員会発表のこちらの資料をお読みください。
http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/837051.pdf
大学受験では、センター試験など、すでにマークシート方式は当たり前のように導入されていますが、県入試でははじめての試みになります。
ここで、実際に試験を受けるにあたって、注意が必要なことがあります。
それは、「ミス」をいかに減らすか?です。
マークミスによる失点で、大幅に得点を落としてしまう生徒も少なくありません。
今回は、はじめて、導入される県入試でのマーク方式、そこで、ミスをしない攻略法をお伝えします。
ミスを減らす攻略法① 大問ごとにマークする。
マークミスの主な原因は「1つズレてしまった」や「同じ列に2回マークしてしまった」など、とても簡単なものです。
しかし、これにより、それ以降の解答が全て1段ズレてしまうなど、ダメージが大きくなることもあります。
試験の途中で気づいても、直すのに時間がかかってしまったりと試験全体に大きく影響してしまいます。
そこで、マークミスを起こさない工夫を紹介します。
それは、大問ごとにマークをまとめてつけること。
最もオーソドックスな方法ですが、大問ごとに問題を解き、大問ごとにマークをつけるようにしましょう。
1問毎や最後に全部つけるというのは、危険です。
1問ずつでつけると1段ズレやすくなります。
また、最後に全部つけるという場合は、時間制限が気になって焦ってしまう場合や、飛ばした問題をマークしてしまうなどの危険性があります。
問題冊子の「解答番号」と照らし合わせながら、大問ごとにマークしましょう。
また最後に大問の最終問題の解答番号とマーク用紙の解答番号が合っているかの確認をしましょう。
ミスを減らす攻略法② 正しいもの?誤っているもの?
これは、選択問題全般にいえることですが、「正しいもの」を選ぶのか?「誤っているもの」を選ぶのか?
ここを見落としてしまう受験生はとても多い!
これは要注意です!!
問題文を解く際には、必ず最後まで読みきること、むしろ最後に着目することです。
選択するのは「正しいもの」か「誤っているものか」をいつも確認することです。
「誤っているものを選びなさい」と書いてあるのに、気づかずに「正しいもの」を探してしまう、選択肢に「正しそうなもの」が多くて(実際には、正しいものがたくさんあるので・・・)、混乱してしまう。。。
こういうところで、時間をとられてしまったり、結局正しいものを選んでミスに気付かないままだったりという生徒はたくさんいます。
すべての問題に対して言えますが、問題文の最後までみて、「何を聞かれているのか?」をしっかりと確認しましょう!
見直しをする際にも、この点に注意して見直すだけでも気づけるかどうかが変わってきます。
ミスを減らす攻略法③ とにかく慣れろ!
学校のテストでは、マークシートは使われませんよね。
マークシートにマークするのは、はじめは慣れない作業になります。
試験本番で、はじめてマークシートの解答用紙にマークする。。。という状況では、時間がかかりすぎたり、ミスを犯す原因にもなります。
そこで、事前に模擬試験をたくさん受けて慣れておくことが必要です。
LEADESTで導入している「W合格もぎ」も9月~は、毎回マークシート方式が導入されます。
模擬試験の緊張した時間の中で、問題をとき、時間内にマークシートを塗りつぶしていくという経験を数多くこなしましょう!
こういった経験が、試験本番での差を生み出します。
教室長 前川博之
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