いよいよ受験シーズンに突入しました。
大学受験も高校受験も、すべて、この100日間の闘いで決着がつきます。
そこで、大学入試を中心に、100日間の闘い方を書いてみましょう。
言い訳・逃げ腰こそ最大の敵
秋風が吹いて、受験生の周辺の風も厳しく、冷たく、焦り、不安、漠然とした恐怖が押し寄せる時期になりました。
「なに?そんな空気はみじんもないよ!」ですって・・・?
恐ろしいことを言いますね。
じゃ、あなたは、数カ月後は、どこで、どんな生活をしているつもりですか?
「何とかなるさ!」・・・確かに、そんな生き方もありますね。
自堕落で、その日暮らしで、すべてを成り行き任せにし、やがて行き詰まり、路頭に迷う。
そんな人生に私は賛成しません。
先日も、私のご近所で「餓死・孤独死した男」がいました。
助けを拒否して,1ヵ月半も放置されたままで・・・。本当ですよ!
そのような生き方を求める人は、私がコメントする対象じゃありません。
現在の学力が「ある・なし」にかかわらず、真面目に一生懸命に生きていこうという若い人に、これから100日間にぶつかる壁・夢・挫折・努力・喜びについて助言しようとするのです。
「緊張感」は、人生の貴重な価値の1つです。
すべての人に取って、人生は「挑戦の連続」です。
大人になるということは、常に何かに向かって「選択と挑戦」をすることなのです。
生命に至る道を選び、滅びに至る道を選択してはいけません。
受験生になるということは、人生の選択と挑戦をする人間になったということです。
「受験という壁」の前で、逃げても言い訳しても避けることができないのですから、気概を燃やして、不安や緊張を楽しむ「強さ」をマスターすることに全力を尽くして下さい。
100日は、壁に向かってチャレンジする期間です。
「100日を3段階」に分けて挑戦せよ!
このチャレンジ期間を「100日を3段階」に分けて考えましょう。
<第1期>10月~11月中旬まで。これから約30日
この時期のテーマは、「不得意教科」の克服に置きましょう。
校外の模擬試験や、学校でやった演習問題を徹底して見直す期間です。
先を急がず、焦らず「できなかった問題」を見直して「復習」するのです。
特に、校外模試では解答・解説をチェックしてください。
模試のデータ判定や得点に気が走って一喜一憂しただけで終わっていたらもったいない。
返却された「帳票」を見直し、小問をチェックし、「なぜできなかったのか」と解説文にラインを引き、間違った箇所は、必ず3回やり直してください。
1度目は現在の実力で解いて、2回目は解説を読んで解いて、3回目はもう一度自力で解く。こうして、できない範囲を潰していくのです。
自力で解決がつかない問題は、LEADESTの講師の指導を受けてください。
ここが個別指導塾の「強み」です。短期決戦ですからね。
<第2期>11月中旬から1月中旬まで。センター試験までの40日間
11月中旬になれば、公立高校でも「教科書の学習」を1通り終わるはずです。
ここから、一気に受験体制に入るのです。
中高一貫校は、高校2年生で、教科書での学習をほぼ終了させます。
ここでは、高3の1年間は「復習と演習」時間になります。
この私立高校と公立高校の「演習量の差」が大きいのですね。
しかし、「生徒の自主性」に任せている学校が多いから、LEADESTのような塾指導が必要になるのです。演習とは「机に向かっている時間」のことです。
① センター試験を受ける人は、徹底的にマーク演習
「マーク試験に強くなるコツ」は、頭の回路をマーク方式にチェンジするまで徹底することです。1か月間、マーク式に慣れるのです。
慣れてくると「コツが見えてくる」ものなのです。
例えば、国語・世界史など文型教科の場合は、4択・5択から簡単に2択までは絞ることができますね。
次の2択の中からは「誤りをさがす」のです。
そのためには、設問をしっかり読む。
出題者が要求しているポイントを読み取るのです。
そして「課題文の中からヒントを発見する」のです。
ここで重要なのは「なぜ、こちらが正答なのか」を考えて読むことです。
② センター試験は「教科書の範囲から」出題される
しかも、平均点が60%になるように工夫して作られています。
出題量は毎年ほぼ同じです。
全部やり切るには、「スピード」と「要点把握の正確さ」が要求されます。
「時間さえあれば・・・」という言い逃れはできません。
制限時間がありますから、ノロノロしていたらやり切れません。
インターバル練習が必要です。
高校2年生は、いまから訓練して行くことを覚悟しましょう。
日本語でも英語でも、1分間に何文字読むことができるか、何文字書くことができるか。
計算できるか・・・「学力の基礎」とは、そんなものです。
③ マークだけやっていると「記述」ができなくなるという人へ
私の経験では、これは「錯覚」です。
「これでは、私立大の対策ができなくなる」という人もいるでしょう。
それが「大丈夫」なのですね。
ここが「若さの特権」です。
どんなにマーク式に学習訓練しても、試験が終わるとケロリと忘れてしまうのが普通なのです。スパッと切り替わるのが「若さ」なのです。年配者はそうはいきません。
徹底して努力できなかった人が、この錯覚に惑わされるのです。
④ センター試験は必ず受けよ!
私立大学の専願の受験者も、センター試験を受験することを勧めます。
センター試験の結果で合否を決める私立大学もありますし、自分の学力レベルを確認するためにも、丁度良い時期にテストがありますからね。
学習のターゲットは必要です。
しかし、教科の選択は間違えないように・・・。
出願戦略の考え方
<基本方針>
私立大専願の人は、「現在の実力で65%」取れる大学をすべり止めにして、出願大学を5~6つ程度決めましょう。
注意するポイントとしては、私立大学の出題レベルは、大学と学部と専門でものすごい差があります。
典型的なものは、中央大学の法学部と他の学部の英語を見ればわかります。
<挑戦校(チャレンジ校)>の考え方・・・「頑張れば、100日後、65%」
今から「100日間」で到達できる「挑戦校」を2つ決めてください。
高校生の学力は、ここから「現状維持」はありません。
学力は、上昇するか、下降するかのどちらかです。
頑張れば頑張るだけ、サボればサボっただけの「成果」がついてきます。
<実力相応校>の考え方・・・「100日後、実力で65%」
次に「実力相応校」を2つ選んでください。
これも、100日戦争の到達学力を基準にします。
記念受験では実力相応とは言えませんね。
<すべり止め校(安全校)>・・・「今、実力で65%」
最後に「滑り止め校」を2つ選択して下さい。
案外、このレベルを「実力相応校」にセットしている場合があります。
あくまで自分の実力を客観視すること。
自分では客観的判断がしにくいと思います。
その時は、模試結果と現状の学力をもって、LEADESTの指導を受けることを勧めます。
<第3期>1月中旬から試験当日まで。センター試験が終わってから30日
①私立大学の一般受験は、2月1日がピークです。
ここから10日間の出願先を決定するにあたっては、LEADEST の助言を必ず受けましょう。
受験カレンダーを見て、受験日が重なっている大学・学部には特に注意します。
この期間だけの、「特別な偏差値」がありますから、高校生が自分だけで決めるのは危険です。
ここを、今年の受験生も、来年の受験生もしっかり覚えておくことです。
②この期間の勉強の基本は、「徹底して出願校」の過去問をやることです。
これは、私立大学でも国公立大学の受験でも同じことです。
合否は「総合点」で決まりますから、得意科目では「失点しない」ことです。
不得意科目では、できるところから「小さな得点を積み上げる」ことです。
出題の傾向をしっかり読んで受験対策を立てましょう。
私立大学の入試でも「年度ごとの極端な出題変更」は許されませんから、3年間は同じ傾向の下で作問されると考えていいのです。
例えば、数学で微分積分を毎年出している大学が、一挙に確率・統計に変更することはないということです。
「赤本」などで、5年間程度の傾向を見て、対策を立てるといいですね。
③多くの大学は、最高点と「最低点」を公表しています。
これを見ると、ほぼ「65%の得点がラインだ」ということがわかりますね。
だから、100日後、65~70%の得点が取れる大学・学部を目指すことが良いのです。
大学ごとに「出題に特徴」がありますから、過去問をしっかり見ることが重要です。
漠然と、模試結果で出願校を決定することがないように注意して下さい。
④「たかがセンター・されどセンター」です。
入試センター試験の結果次第で出願校が決まりますね。
ここでD判定以下が出たら、ほとんど不合格です。
C判定の下位が出たら、出願校を変更する必要があります。
この相談をしっかりやってくれる高校ばかりではありません。
また、ここで助言・指導することができる塾・予備校も少ないのが現実です。
LEADESTはしっかりできる体制にありますから、塾生は相談するといいでしょう。
勿論、私も助言・指導に協力します。受験のプロですから任せてください。
受験に対して強い人間になろう!
異常気象、政治・経済の混乱、不安定な世の中が続いていますね。
この不安定な状態は、簡単には収まらないでしょう。
横柄な、傍若無人の人が横行し、良心的な誠実さが無視されている世相に背を向けたり、妥協しているだけでは、戦争や争いが収まらないでしょう。
「隠れて生きよ」という人もいますが、私はそうした声に賛同しません。
私たちは「何かを仕掛け」「何かをやらなければ」いけない時に来ているのです。
私たちは「時代の子」です。
この時代を逞しく生き抜く力を必要としています。
受験は、自分自身との闘いです。
まず、自分自身に強くなる機会です。
正々堂々と、この闘いに勝利し、もっと大きな闘いのためのエネルギーを習得しましょう。学力は生きる力であり「武器」です。
受験日だけが闘いではありません。
今から、100日間のすべて、1日1日が戦いなのです。
さあ!!闘いに勇気を持ちましょう!
いま、自宅の前を「障碍者施設」に通う子供たちが歩いています。
この子供たちを見ると、皆さんに、もっと強く・大きくなれと、私は皆さんに呼びかけたいです。弱者をカバーする力も強さの1つです。
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Adrianne Kierstead (水曜日, 01 2月 2017 20:15)
Wow that was unusual. I just wrote an extremely long comment but after I clicked submit my comment didn't appear. Grrrr... well I'm not writing all that over again. Anyway, just wanted to say excellent blog!
安達昌二 (水曜日, 01 2月 2017 21:00)
コメントありがとうございます。
あなたが何と書いてくださったのか、大変興味があります。
もしよろしかったら、他のメッセージでも結構ですから、コメントをください。
私の励みになりますから・・・。