いよいよ2月、最後の受験対策
センター試験が終わってから30日の闘い方
センター試験が終わった後、なんとなく脱力感に引きずられていませんか?
一度、本番であるセンター試験の山を越えたことで、緊張の糸が切れてしまう人がいます。
しかし、ここからでも学力は伸びる!
正確には、学力というよりも得点力が伸ばせるのです。
もう2月です。
私立大学受験が始まっています。
もう一度、気を締めなおして最後の闘いに挑みましょう!
言うまでもありませんが、最後に流さないこと、最後までやりきることが大切です。
【過去問の使い方】2つのポイントから受験戦略を立てろ
みなさん、ここまでくれば赤本などで、過去問を解いていると思います。
時間を計って、本番のつもりで集中して解く。
合格点に届いたかどうかで一喜一憂する日々。
ちょっと待ってください!
過去問を解く前に、大切な2つのポイントがあります。
そして、この2つの視点からあなたに合った戦略を立てることが大切です。
戦略があってこそ、過去問演習が最大限活かされるのです。
① 年度を横断して出題傾向をつかむ
まずは、当然ながら出題傾向を把握することです。
このとき注意したいのが、1年ずつを見るのでなく、3~5年分を横断して大問ごとに比べることです。
数学ならば
大問1は必ず数ⅠAから、大問2はベクトルか数列、大問3は・・・
英語ならば
大問1は文法の空欄補充、大問2は並び替え問題、大問3は・・・
など、年度を横断してみると透けて見えてくる傾向があります。
私立大学の入試でも「年度ごとの極端な出題変更」は許されませんから、3年間は同じ傾向の下で作問されると考えてよいです。
あなたにとって、
・解きやすい問題、解きにくい問題
・時間がかかる問題、時間があまりかからない問題
・他の受験生も採れるであろう落とせない問題、みんなできない難問
分析してみてください。
合否は「総合点」で決まりますから、得意科目では「失点しない」ことです。
不得意科目では、できるところから「小さな得点を積み上げる」ことです。
出題の傾向をしっかり読むことで、「あなただけの攻略法」が見えてくるはずです。
② 100点を目指さない戦略
多くの大学は、合格最高点と「合格最低点」を公表しています。
これを見ると、ほぼ「65%の得点がラインだ」ということがわかりますね。
つまり、100点をとる必要も、90点をとる必要もないのです。
全部の問題を完璧にできるようになる必要はありません。
65%以上、余裕を持って70~75%の問題ができれば十分合格できます。
受験問題には受験生全員が解けないという問題も存在することを意識してください。
100点をとりにいく勉強をすると、時間をロスすることになります。
2月に入れば、併願校などの受験もありとにかく時間がありません。
もう一度、全範囲をさらう時間はないと思います。
ではどうするのか?
①で分析した出題傾向を元に、どの問題で得点をして65%以上とるのかを絞りましょう。
この単元だけは、受験までの1週間で徹底的にやりきって得点する!
この形式の問題には解き慣れておこう!
など、明確になれば学習も進めやすく、ここからでも得点力も増すことができます。
過去問演習で注意すること
2つのポイントから戦略が立てられたら、
時間を計って(できれば本番の9割の時間で)過去問演習を行いましょう。
ここで注意したいのは、戦略に則って演習を進めることです。
・落とせない問題
・自分にとって得点すべき問題
・うまくいけば得点したい問題
・捨てる問題
この選別を実際の試験中にできるかどうか、問題を見て判断する力を養うことも大切です。
また、
解く順番や時間配分も、意識する必要があります。
最後に時間がなくて、「落とせない問題」に手をつけられなかった。。。というのでは、非常にもったいないですよね。
英語で言えば、時間のかかる「長文問題」から解くのか、瞬発力でとける「文法問題」から解くのか、あなた自身が過去問演習をしながら、自分にとってしっくりとくる順番を見つけてください。
試験中に、「ここまでで解くのに何分くらい」という目安をもっておくことも大切です。
時間配分の目安がないと、「気づいたら残り5分!」というような事態にも陥りかねません。
時間配分の目安を持つことで、つまった問題を飛ばす勇気を持つことができます。
最後に
異常気象、政治・経済の混乱、不安定な世の中が続いていますね。
この不安定な状態は、簡単には収まらないでしょう。
横柄な、傍若無人の人が横行し、良心的な誠実さが無視されている世相に背を向けたり、妥協しているだけでは、戦争や争いが収まらないでしょう。
「隠れて生きよ」という人もいますが、私はそうした声に賛同しません。
私たちは「何かを仕掛け」「何かをやらなければ」いけない時に来ているのです。
私たちは「時代の子」です。
この時代を逞しく生き抜く力を必要としています。
受験は、自分自身との闘いです。
まず、自分自身に強くなる機会です。
正々堂々と、この闘いに勝利し、もっと大きな闘いのためのエネルギーを習得しましょう。学力は生きる力であり「武器」です。
受験日だけが闘いではありません。
今から、1日1日が戦いなのです。
さあ!!闘いに勇気を持ちましょう!
個別指導塾LEADEST 前川博之
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