受験生のみなさんへ

寒くなりました。

 

インフルエンザが流行する気配のようですから、受験生の人は、特に健康管理に気を付けてくださいね。

基本は「手洗い」と「うがい」です。

今回は、受験直前の留意事項を書いてみます。

 

不安になるのは誰も同じ

「プレッシャーを力に換える」には、将来、自分がやりたいこと・夢・希望をいつも思い描くことです。

 

目先の勉強が「これからの自分」にどのように繋がるかを考えて頑張る力にすることです。

 

高校受験をする人は、どんな高校生活を送りたいか。

どんな人と仲間になりたいかなどを考えていくといいでしょう。

 

大学受験をする人は、どんな大学で、どんなことを学習したいかということだけでなく、将来就きたい職業について考えるとファイトが燃えてくるでしょう。

 

直前に迫った受験は、将来のステップにすぎません。

集中力を高めましょう。

 

勉強は朝型へチェンジを

夜遅くまで勉強していると「やった気になります」ね。

 

それに満足してはいけません。

受験当日は、9:00開始が多いです。

その時間から、一番頭が動くようにするためには、1か月前から「朝型勉強」に切り替えた方がいいです。

 

6時半に起床して「朝食」をしっかりとるという生活リズムにチェンジしましょう。

快食・快便の習慣が、土壇場では力になります。

 

そして、生ものを食べないことです。

必ず火が通ったものを食べること。

冷たい飲み物にも注意して、肉・大豆・卵・魚・乳製品などたんぱく質を摂取することに心掛けてください。

 

やる気を起こす神経伝達物質の知識を持とう!

スポーツの選手が試合をひかえて「アドレナリンを燃やす」ということがありますね。

これは「闘争心を掻き立てる」・「思い切り頑張った」という意味です。

 

これは受験でも同じです。

 

受験直前ですから、アドレナリンやノルアドレナリンを燃やして目前の壁に立ち向かうのです。

同じ神経伝達物質が「逃避」の反応で作用することがありますから、前向きに努力することが大切なのです。

 

やる気とか、焦りとか、不安とかいうものは、漠然とした精神論ではなく、はっきりとした「脳の作用」です。

だから、不安をなくす物質:セロトニン・脳が冴える物質:ドパーミン、ぐっすり眠ることができる物質:メラトニンの存在を理解して自己コントロールする必要があるのです。

 

では、どんなことに注意したらよいでしょうか。

例えば、セロトニンは「太陽の光」を浴びること・「運動」をすること・友人と「会話」することから生まれます。

 

だから、机にしがみつくことだけが受験勉強じゃないということを知って下さい。

私が「気分転換を大切にしよう」というのは理論あってのものです。

ドパーミンは「肉・魚・大豆」などに含まれますから、たんぱく質をしっかり取ろうということが受験対策になるのです。

 

そして、勉強に「集中」することもドパーミンを増やすことが有効なのです。

 

徹底してマーク方式の練習をしよう!

大学入試センターテストも、神奈川県の高校入試もマークテストです。

 

マークテストは「答えが一つ」です。

「間違っている箇所を探す」のがコツです。

 

「制限時間がある」

「簡単な問題から解く」

「教科書に準拠した出題である」

「濃い鉛筆で確実にマークする」

「演習量を増やす」・・・。

 

このようなことは、すでに、メッセージ(大学受験100日戦争突入・マーク式試験を制する5つのコツなど)に書きましたから、もう一度確認してください。

 

記述式テストのことを忘れて頭の中が「マーク回路」になるまで徹底してください。

繰り返し、「反復」が武器になります。

 

受験生がたくさんいる私立大学も、基本的にマークテストのはずです。

短期間に採点し、合否判定を出さなければいけないからです。

 

だから、基本的な学習スタイルは大学入試センターテストと同じと考えて努力してください。

入試では100点取る必要はありません。

合格点は、得点率65%以上です。

堅実に得点を取ってください。

 

オフェンス科目とディフェンス科目を意識しよう

絶対に「得点を取る教科」をつくりましょう。

この2科目は確実だという得意科目を2つ作るのです。

 

弱い教科で失点しても、カバーできる強い教科を持つと、すべてが「強み」になります。

1教科では不安ですから、自信のある教科を2つ。

出願校の70%以上取ることができる教科をつくるのです。

 

ライバルに差をつけるものは、こうした攻撃的に得点を取れる教科ですから、「攻め」の教科と「守り」の教科を意識することが、合格に近づくコツです。

 

また本番で「時間不足」を嘆く人がいますが、これは事前準備が悪かったからです。

自分の実力からいって、「このレベルの問題は何分でやり切れるか」を意識して「インターバル演習」をしてください。

今の内から、時間を区切って演習問題を解く訓練をするのです。

 

受験は「明日へ架ける橋」です。自分の可能性を架ける橋です。

自分が輝くための勉強です。

 

あなたの夢と将来はこの橋の向こうに繋がっています。

 

受験勉強を通して強い人間になってください。