私たちは、いつも「選択」しながら生きている。
いや、選択しながらしか生きられないのだ。
「そんなことないよ。選択なんて意識したことない!」
いやはや、「何もしないという選択』をしてるじゃないか!
じゃあ、この道を、右に行くの? 左に曲がるの??
テレビを観るの? スマホで遊ぶの?
志望校の選択だよ。どこを選ぶの?
塾に行くの? どこに行くの? LEADESTに入塾するの?
結婚するの? 就職するの? 転職するの?
自分で選ぶんだよ!
選択できないのは「親を選ぶこと」・「地域を選択すること」だけだよ!
「人生最初の選択は、志望校を決める時」である
もっと厳しく言えば出願書類を提出する時である。
高校受験は公立高校を1校に絞るから、選択が厳しい。
大学受験はゆるい。
受験勉強は、選択を決定づけるキーだから、今から4か月の集中力が問題だ
この点、大学受験は選択肢が多い。しかし、入学する大学は1つだ。
私の孫息子も高3で受験生である。「いまからが勝負だ!!!」と発破をかけている。
「できるところまで頑張りなさい!」といっている。
<AKB48の選抜総選挙>というシステムを考案した秋元康氏は、
「選択の妙味」を存分に生かしてビジネス化している。指原莉乃・前田敦子さんなどトップスターを顧客に選択させて「売る」。選挙で上位を取りたくて必死になるタレント・ファンを作り出す。市場原理である・・・。
「個人から集団へ」「集団から個人へ」と循環させ「卒業」というシステムを生み出し、それを使って、スターの交代も図る。実に巧妙で頭がいい。
「乃木坂46」「欅坂46」など、今や「集団の中の個人」が、選択のキーの下で大衆文化を引っ張っている。
選択を裏面から操っている。見事である。
アルゴリズムの全盛時代に入った。たくさんのデータを集め、それを分析・整理することで、顧客が求めている「売れる商品」を割り出し、短期間で効率の良いビジネスを展開する。銀行のATMや新幹線の切符の取得など、ITの「2進法の選択技術」なくしては考えられない。
株・証券の取引は、人間の手を煩わさない「スピード」と「判断力」を、機械にゆだねている。
自販機のIoTなど、人間の能力を超えている。
数名の優れたプログラマーの選択技術が、政治・経済だけでなく、人々の嗜好・欲望すら管理する時代になった。「パレートの法則」の上位20%が、社会のスベテの影響力を握っているように見える。
自分の意志で選択しながら生きる
私の周辺が「介護」で慌ただしい。まさに選択である。
<介護=高齢者>の面倒を、自宅で見るか。それとも施設に入れるか。
介護する側も、介護される側も、一筋縄ではいかない現実的選択が迫られる。
先日、脳梗塞で友人が倒れた。「財産は健康だ」と自信満々威張っていた人である。
病院は、原則3か月しか置いてくれないから、「これからどうするか」と選択が迫られる。
家人としての選択は、離職・転職・転居・・・を含むから深刻である。
いまや「長生きしてね!」という基準から「長生きしないでね」という基準に移り、笑い事ではなくなってしまった。この選択は厳しい。
選択を意識すると、緊張が走る。責任と重さを痛感するからである。が、これまでよりも、少しだけ強い気持ちで「選択を意識」して頑張ることにしよう。
そこに新しい可能性を発見するかもしれないからである。
「なんとなく生きる」より「自分の意志で選択しながら生きる」方が人間らしいではないか!!
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