水泳の池江璃花子選手が「白血病」になって苦しんでいるという。
なんとか救済できないか。
彼女のけなげな気丈なメッセージが胸を打つ。
人工知能(AI)は、人知を超えて、池江選手を救済することはできないか。
今回は、白血病と人工知能(AI)について考えてみよう。
池江選手への最適な治療法とは
健康で、誰からも愛される池江選手に、突如襲った難病です。
東京オリンピックを直前として、かわいそうすぎますね。
現代医学は、どこまで彼女を支援できるのでしょうか。
人工知能は、「機械学習」の装置ですから、オリジナルに考えることはできません。
たくさんのデータを読み込んで、最適な情報を選びだす機械にすぎません。
しかし、このデータ処理能力は、最大の武器でもあります。
どれだけ沢山の「白血病に関するデータ」が集積されているかが問題です。
データの中から、池江選手に最適な治療法を発見することは期待されるからです。
これに関連して、私は期待するニュースを紹介します。
2016年8月4日の日経新聞で紹介された記事からポイントを引用します。
「膨大な医学論文を学習した人工知能が、診断が難しい60代の女性の白血病を10分ほどで見抜いて、東京大医科学研究所に適切な治療法を助言・提言した。女性の回復に役立った」
「この女性患者は、血液がんの一種である『急性骨髄性白血病』と診断され2種類の抗がん剤治療を受けていたが回復が遅かったので、遺伝子情報をIBMのワトソンに入力し、提言にそって新しい抗ガン剤を使用したところ回復が早まった」
いま、研究医は「白血病に関する論文2000万本の症例」を持ち、AIにインプットしているそうです。
この中で、「AIに池江さんに最適解を選択してもらう」のが、一番の手段のようです。
というのは、2000本の論文「有能な医者が一生かけても読み切れない量」ですから、ここは人工知能の出番です。AIに論文と、池江さんの症例をインプットしてすり合わせるのです。
ここで大切なことは、「池江さんの白血病のタイプ」を見抜くことです。
専門家は、必死になってさがしていると信じているのです。
「血液のタイプ」は、次のように分けられるそうです。
①急性の白血病 ②慢性の白血病 ③骨髄性の白血病 ④リンパ性の白血病
先に紹介した女性の事例は、①・③ですね。
池江さんの場合は、「診断前」ですから、この女性のような「診断後」の治療法とは異なりますから注意しなくてはなりません。
白血病は血液のがんの一種です。
「がん」といっても、実は800種類もあるそうです。
だから、どんな種類のがんなのか特定することがなかなか難しいようです。
だから、池江さんの病名を特定するには2~3週間が必要だと言われるのですね。
池江さんは、早期に発見したので治療法が発見しやすいだろうと言われますが治療法といっても①重症度(ステージ)」・②「遺伝子データ(ゲノム分析)」③「薬剤アレルギー」のくみあわせなど、専門的な難しさがあるようです。
具体的な治療法については、素人の私にはわからないことが多いので深入りしませんが、是非、衆知を集めて治療に専念できるように願うだけです。
ちなみに、最近(2019・1・16)に発表された「横山和明先生の論文」は、非常に分かり易いですから、より深く、素人の方でも、詳しく・専門的に知りたい人にはお勧めします。
横山先生は、東大医科学研究所付属病院血液腫瘍内科の方です。(厚生省がバックアップしている研究組織の人です.)
私は、癌や「原因不明の難病」で、沢山の友人・知人を失っています。
また、心臓病・脳腫瘍を始め、現代医学の進歩のおかげで健康を回復し、元気に社会復帰した友人知人をもっています。また、親族・友人・知人・教え子たちが難病に立ち向かっています。
医療は立ち尽くしているだけでなく、まさに戦いの連続ですね。
難病を抱えている皆さん!ぜひ挫けないで頑張ってください。
人工知能と同様に、「量子コンピューター」の利用が可能な時代が近づいてきたそうです。
難病の克服の可能性が広がっていると聞いています。頑張ってくださいね。
頑張れ!!池江璃花子さん!!!!
日本中の人があなたを応援しています。
あなたの笑顔、あなたの頑張りが、多くの人の励ましになっています。
今度もまた、あなたは、みんなさんの頑張りのシンボルになってくれるでしょう!
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